トップ>Quad-pol Viewerについて
Quad-pol Viewerは、合成開口レーダの4偏波データを解析し、ビジュアル化するソフトウェアです。
4偏波データ(Quad polarization data)は、合成開口レーダのフルポラリメトリモード(HH+HV+VH+VV)で観測されたデータです。
レーダのデータは電波の強度のみならず位相情報を利用することにより様々な処理を行い、多彩な画像を作成することが可能です。
さらに、4つの偏波を計測することによりさらに多くの情報を得ることができます。
私たち株式会社システム計画研究所/ISPでは、長年、宇宙関係のソフトウェア開発に携わってきており、その中で多くの技術、知識を得てきました。
このたび、技術のより一層の向上を目指し、これらの知識や経験をふまえてSARデータ解析という未経験の分野にチャレンジしました。
多くの方のご協力を得て数種類の解析アルゴリズムの実装にこぎつけましたが、より完成度を上げるべく、多くのSARの研究者、データ利用者の方々にご試用いただき、操作性/使い道など、ご意見を賜りたく無償公開をおこなうことにしました。
本ソフトウェアを開発するにあたり、新潟大学工学部情報工学科 山口芳雄教授に多くの貴重なご意見をいただきました、深く御礼申し上げます。
Quad-pol Viewerは、陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)搭載フェーズドアレイ方式Lバンド合成開口レーダ「PALSAR」のフルポラリメトリモード観測データを読み込むことができます。
現在対応するデータは以下のものです。
処理方法として、以下のモードで画像化します(全ての処理を偏波基底を変更して実行可能です。)。